生活の知恵

ガス代節約5

調理の仕方でガス代が節約できることを綴ってきましたが、今回は、保冷剤を湯煎代わりに使う方法や、揚げ物をする場合にガス代を節約し、調理にかかる手間を省く方法をご紹介します。

調理法でガス代節約4

チョコレートは湯煎で溶かす?

  お菓子作りなどでよく使われる、湯煎ですが、今回は、この作業にかかるガス代を節約する方法を綴ります。湯煎とは、鍋の中にたっぷり水を入れて火にかけ、沸騰した湯の中にボールを浸けて溶かす作業です。固形のチョコレートを溶かしたり卵黄を泡立てる際にボールをぬるま湯につけて泡立てることもあるようです。
  温めながら泡立てるために利用するのですが、湯を沸かすにはガス代がかかってしまいます。チョコレートならば、刻んでおき、耐熱容器に入れて電子レンジで加熱して溶かす方法もありますが、卵黄を泡立てる際には電子レンジは使えません。温度が高すぎるために固まってしまうのです。
  では、どうすればよいのでしょう。ガスコンロやガス給湯器を使うことなく、ぬるま湯につけた状態で作業をする方法があるのです。

保冷剤の活用法3

電子レンジで温めた保冷剤で湯煎を代行

  電子レンジで保冷剤を温め、カイロ代わりに使う方法は保冷剤の活用法2で綴っています。温め方や注意点などもそちらを御覧下さい。ガスコンロやガス給湯器を使わないで調理が出来ますので、ガス代の節約になるでしょう。
  温めた保冷剤をボールの下に敷くと金属製のボールなら熱も伝わりやすく、湯煎に近い状態で調理が出来るようです。ホット台拭きホットタオルも合わせて利用できます。

お菓子作りに最適

  冷めたら電子レンジで再度温めれば良いですし、2~3個のホット保冷剤を使うと温まり具合が増します。お菓子作りで卵黄を泡立てる時に使うと便利です。卵黄は、温めながら泡立てる方が泡立ちやすくなるようです。逆に、卵白は冷やしながら泡立てます。冷蔵庫に入れて冷やしながら泡立てる方もおられるでしょう。氷水にボールを浸けながら泡立てる方もおられると思いますが、冷凍した保冷剤をボールの下に敷いて使うことも可能です。冷凍タオルも合わせて利用できます。冷凍タオルについては、保冷剤の活用法1のページに作り方を綴っています。チーズケーキスポンジケーキなど、卵黄と卵白を別にして泡立てる場合、保冷剤はどちらにも使える便利なアイテムなのではないでしょうか。温めた保冷剤を使って卵黄を泡立てて作る、電気代節約きな粉蒸しケーキ(オーブンを使わずふわふわスポンジケーキ)のレシピはこちらです。

揚げ物はまとめて揚げてガス代節約

揚げ油を熱する時間と揚げ物をする時間は、意外に長い

  最近は揚げ物をしなくなった私ですが、以前は定期的に揚げ物の日を決めていました。揚げ物をされる方は、コンロを使う時間が長いことに気付いておられると思います。揚げ油を熱し、食材を入れてしばらくしたら弱火で中まで火を通します。その弱火の時間も長いですが、てんぷら鍋が小さい場合、数回に分けて揚げるようになるのではないでしょうか。
  効率が良いとは言えないので、なるべくガスを使う時間を短縮する方が、節約になります大きめのてんぷら鍋で、なるべくまとめて揚げておき、冷凍保存しておく方が節約になるようです。鍋の中に、無理やりたくさんの食材を落とすと、油の温度が下がってしまい、効率が悪くなりますので、気を付けましょう。
  最近は電気フライヤーなども販売されているようです。温度調節もでき、時間も設定出来るようです。コンロ回りや換気扇に油汚れが付くと掃除も大変ですので、電気フライヤーは便利だと思います。電気代の方は、製品の大きさにもよりますが、1000W以上の電力量を使うようです。1000Wだと仮定して計算すると、1時間使うと1kwh程度、約20円の電気代となります。ガスよりはるかに安いと思われます。電気フライヤーを使った場合にかかる時間なども計算して比べてみると良いでしょう。

まとめて揚げて冷凍保存すれば光熱費と調理時間を節約できる

  揚げ物はまとめて揚げた方がガス代の節約になります。揚げたものは、揚げ物同士がくっつかないように保存容器に並べ、冷凍庫で保存できます。食べる時には、ラップをしない状態で電子レンジの温め機能を使っても良いですが、ガスコンロのグリル機能電子レンジのグリル機能オーブンとスターなどを使うとカリッと仕上がります。電気代は電子レンジのあたため機能が一番安いようです。
  酢豚に使う豚肉や、南蛮漬けに使う魚など、すぐに食べない物もまとめて揚げておき、冷凍庫で保存しておくと、トータルでの調理時間を短縮する事も出来るでしょう。酢豚を作りたい日には、冷凍庫に味付けをして揚げておいた豚肉があり、それをグリル機能やオーブントースターなどで温めてからフライパンの中に入れれば良いのです。朝お弁当を作られる方は、早朝から少量の揚げ物のために揚げ油を温めるより、電子レンジで調理できる方が手間も省けるのではないでしょうか。
  また、古い油を放っておくと酸化しますが、てんぷら(素揚げ)→竜田揚げ→から揚げ→フライの順にまとめて揚げ物を済ませると、油も汚れてくるため、その日のうちに油を処分してしまうことも可能です。
  傷みやすい肉や魚をまとめて調理出来ますし、調理して冷凍しておく方が長く保存がききます。安い時にまとめて買った食材を傷まないうちに食べきることも出来るでしょう。揚げ物をした後は、なるべく掃除をするようにすると、こびりついた油汚れと格闘する大掃除にさよならできるかもしれません。


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