生活の知恵

冷蔵庫や冷凍庫の使い方、選び方で電気代節約1

  各家庭に置いて、冷蔵庫にかかる消費電力量の割合はかなり高いようです。年中無休で稼働している冷蔵庫ですが、この冷蔵庫にかかる電気代も、工夫次第で節約できるようです。冷蔵庫の使い方冷凍室の使い方も、工夫次第で消費電力量を抑える事が出来るのです。
  また、新たに買い替える場合にも、消費電力量を節約できる製品を選びたいですよね。生活スタイルによって、同居人数によっても異なりますので、今回は、用途別かしこい冷蔵庫の選び方などもつづっています。独り暮らしの場合でも、大きめの冷蔵庫の方が節約になるケースもありますので、ご自身の生活スタイルと照らし合わせて参考にしていただけたら、と思います。

冷蔵庫の強弱調節をして節約

強から弱設定に変えるだけで消費電力がぐんと減り、電気代の節約

  冷蔵庫の電力量は、開閉回数など平均的な使用方法で計算され、冷蔵庫のドア内側あたりに貼られているシールに記載されているようです。容量が大きいほど電力量も大きくなっているかというと、必ずしもそうではないようです。同じ容量の冷蔵庫であっても、製造年機能によっても電力量は異なるようなので、確認されると良いでしょう。2006年5月を境目に、基準が変わったようなので、比較する際にはご注意ください。
  冷蔵庫は頻繁に買い替えられる値段ではないと思いますので、使い方で節約できる方法をつづってみたいと思います。同じ冷蔵庫を使用していても、使い方によって消費電力量が少なくなる場合があるのです。
  冷蔵庫は、食品を冷やす電化製品です。冷気を送る面では小さい冷房器具と言えるでしょう。機種にもよりますが、比較的新しい冷蔵庫や価格の高い冷蔵庫は、冷蔵庫内の温度を調節する機能が備わっているようです。ですので、冷やし加減の強弱調節を行わなくても、ある程度自動で調節されるものもあるようです。
  古いタイプや単身用の簡素な冷蔵庫は、冷却温度を自動調節できる高性能な機能が備わっていない物が多いようです。その場合、手動で調節することになります。冷蔵庫の内部に強弱を調節するダイヤルやレバーのようなものがありますので、冷蔵庫の食品密度や季節による室温の変化によって、調節しましょう。
  冷却機能を強にする方が電力量が大きくなるようです。中~弱に設定して使用すれば、同じ時間使っていても消費電力量は少なくなり、電気代の節約になります冷蔵庫を買った時には中に設定されている場合が多いようですので、一度も調節したことのない方は、弱に変えるだけで消費電力量はずいぶん少なくなり、電気代の節約になるでしょう。弱より更に弱めて使うと、更に節約になるでしょう。

冷蔵室は詰め込まない方が節約

冷蔵室の食品密度はどのくらい?買い物に行く頻度や生活スタイル別に節約冷蔵庫を比較

  冷蔵室の冷却加減を弱に設定すると、食品の安全性が気になる方もおられると思います。弱設定にした場合でも食品が傷まないようにするには、まず、冷蔵室内に食品を詰め込まないようにする事が大切です。詰め込み過ぎると、冷蔵室内の空気が循環しにくくなり、食品が冷えにくくなり、無駄な電力を消費してしまうようです。
  買い物に行く頻度によっては、どうしても冷蔵室の中に詰め込むしかない方もおられると思います。その場合、詰め込んで使うより、大きめの冷蔵庫に買い替え、弱以下設定にする方が節約になるケースもあるようです。

容量が大きい冷蔵庫の方が消費電力量が少ない場合がある

  例えば、とある100リットル~200リットルで冷凍室冷蔵室各1部屋、2ドアの冷蔵庫の消費電力量は、年間250kWh程度ですが、600リットル程度で2ドア以上ある冷蔵庫も年間250kWh程度、またはそれ以下のものがあるのです。購入時、省エネ冷蔵庫は比較的価格が高いです。10年もつかもたないかで考えると、どちらが得になるのか、個々人の状況に合わせて比較されると良いと思います。
  冷蔵庫に記載されている消費電力量は設定が中で計算されているようです。200リットルも600リットルも年間250kwhならば、大きめの冷蔵庫で弱以下に設定する方が、それだけ消費電力量は少なくなりますドア数が多い場合は、上手に収納する事で、大きなドアを開閉する回数を減らすことも可能なので、冷気を逃がさない工夫も出来るようです。
  例えば、毎日自炊をされる方の場合。冷蔵室と冷凍室1部屋ずつしかない単身用の冷蔵庫の場合で、週に1回しか買い物が出来ない場合、1週間分の食材を冷蔵室に詰め込むとします。詰め込むと冷えにくいため電力を使います弱設定では頼りなく、中程度に設定した場合も、電力を使ってしまうでしょう。また、扉が一つの冷蔵庫は、開閉をする度に冷気が逃げ、再び冷やすために電力を使います。逆に、冷蔵庫にドアや引き出しが2つ以上ある場合、すぐに使わない食材は締め切った引き出しの中に入れておけば冷気が逃げないため温度を弱以下に設定し、消費電力を抑えることが出来るケースもあるようです。
  気を付けたいのは、冷蔵庫と冷凍庫の中間のような冷却機能室についてです。パーシャル室氷温室チルド室など、呼び方も設定室温も異なるようです。食材別に適した温度で保存が出来るため、ドア数の多い冷蔵庫に備わっているようです。この、冷凍庫よりは室温が高く冷蔵庫よりは低い部屋は、冷蔵庫より電力量が大きくなっています。ですので、冷蔵庫選びの際は、必要かどうかを考えて選ぶと良いのではないでしょうか。自炊をするしない買い物に行く頻度、どんな食材をどのように保存するのかなどによって、節約になる冷蔵庫も個々人で異なるでしょう。
  大きい冷蔵庫や省エネ機能の備わった製品は購入時に値段が高くなります。ですが、容量と電力量は比例ではないため、生活スタイルにより、大きい冷蔵庫を購入する方が節約になるケースがあるようです。冷蔵庫が10年使えると見積もり、新しい省エネ冷蔵庫の性能の良さを考慮し、毎日自炊をするしないなどの生活スタイルを含めて、冷蔵庫を選ぶと良いのではないでしょうか。

冷蔵庫内で、商品の置き場所を考えて節約

  同じ冷蔵庫内でも温度差があるようです。食品の置き場所を考えて整理すると良いでしょう。ドアの部分や上部は比較的温度が高めになり、下部は低めになるようです。冷蔵庫によっては、細かく部屋が分かれている物もあるようです。野菜に適した冷蔵室、肉や魚に適した冷蔵室など、引き出しや扉も別々に分けられている冷蔵庫は、比較的大きな冷蔵庫になりますが、開閉時に受ける冷蔵庫内の温度変化に左右されにくい点は、節約になるのではないでしょうか。
  冷蔵庫の奥行にもよりますが、奥にあるものを取り出す際、冷蔵庫を開けている時間が長くなりがちです。小分けになるトレイのような容器を使って収納し、トレイを引き出しのように引っ張り出せるようにすると素早く取り出すことが出来るでしょう。仕切りや棚を作る場合は、冷気を遮らないように、素材や位置に工夫すると良いでしょう。
  また、どこに何を収納しているのかを把握し、食材によって定位置を決めておくと、ドアを開けて中を見ながら探すこともなくなります。また、冷蔵庫の中に食材を詰め込まない方が、スムーズに食材を取り出す事も出来るでしょう。
  低温で保存したいものは、下段の奥の方へ、さほど温度が気にならない物は、ドア付近や上段など、食品の保存に適した場所を考えながら、取り出しやすいように定位置を確定していくと良いのではないでしょうか。買い物から帰ってきたら、どこに何を収納するのか考え、冷蔵庫を開けている時間を最小限にとどめるようにして素早く冷蔵庫にしまうようにすることも大切でしょう。

買い物から帰ったら

  買い物から帰ったら、まず、常温で保存できる物とそうでない物に分けましょう。未開封の場合につき、常温保存できる食品もあります。常温で保存出来る物を冷蔵庫に入れると、冷蔵室内の食品密度が高くなってしまい、消費電力を無駄に使うことにもなりますので、常温で保存出来る物は常温で保存し、冷蔵室に入れないようにすると節電になります
  ただし、夏場、室内の温度が高くなる場合は、冷蔵庫に保存するようにする方が安全です。また、食品によっては、冷蔵室で保存した方がよい物もありますので、商品のパッケージに記載されている保存条件をよく見ておくと良いでしょう。
  すぐに調理する食材以外を冷蔵庫に収納し、冷凍保存する食材は、その場で下ごしらえを済ませてから冷凍庫に収納するようにすると、冷蔵室内の食品密度を低く保てるのではないでしょうか。ちょっとした節約法です。

保冷剤の活用法4

冷凍庫で凍らせた保冷剤で電気代節約

  冷蔵室のドア付近は、比較的温度が高くなります。開閉時に冷気が逃げる場所でもあるようです。そこで、冷凍庫で保存している保冷剤を活用する方法をご紹介します。
  夏場は、冷蔵庫の外部、つまり室温が高いため、消費電力量が高くなる場合があります。また、夏場は、冷却設定を弱以下にする事に不安を感じる方もおられるのではないでしょうか。凍らせた保冷剤を冷蔵室に入れておくと、冷蔵室内の保冷を助けることができるため、多少節約になるようです。また、食材によって特に低温で保存したいものは、食材の近くに保冷剤を置いて保存すると良いでしょう。
  就寝時間や外出時間などは、冷蔵庫を開閉しない時間です。その時間は、弱設定弱以下設定でも心配ないようです。頻繁に開閉する時間帯は、冷気が逃げるだけ消費電力量も増えるようです。保冷剤を冷凍庫から冷蔵室に移動させるタイミングは、買い物をして帰宅し、食材を冷蔵室や冷凍室に詰め込む際がよいかもしれません。柔らかくなった保冷剤を冷凍庫に入れるタイミングは、何か食品を出し入れする際に一緒に移動させてると良いでしょう。就寝前などが良いのではないかと思います。
  何かと便利な保冷剤ですので、もらった時は捨てないで冷凍庫に入れておくと良いと思います。冷凍庫に入れておくだけで、冷凍庫の消費電力を抑えることが出来るでしょう。温度の高いドアポケットあたりを定位置にしておくと良いかもしれません。


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