節約クッキング
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かしこく節約-Smart life-節約クッキング 簡単レシピ ペンネサラダ・保存用グラタン
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材料
作り方
にんじんを薄い銀杏切りにします。薄い方が早く火が通り、ガス代の節約になります。
にんじんを1/3だけ使用しますが、残りは今後調理予定のメニューに合わせた切り方で切っておき、保存袋に入れて、冷凍保存しておくとよいでしょう。
鍋ににんじんを入れて、水を加えます。水の量は、ペンネを茹でる量にして下さい。
にんじんの入った鍋を中火にかけ、蓋をして加熱します。沸騰してきたら弱火からとろ火にして、しばらく1~2分程度煮ます。
中火にして、塩を加え、ペンネを加えます。途中、くっつかないようにかき混ぜます。
茹で時間が3分以上のパスタで作る場合は、にんじんの入った鍋が沸騰したら、すぐに塩とパスタを入れて下さい。
ペンネを茹でている間に、別の鍋の上にザル設置して準備します。
ペンネが茹で上がったら、にんじんも一緒にザルにあげます。この時、茹で汁は捨てないで、ザルの下に設置しておいた鍋に入れます。
茹で汁で固ゆで卵を作ります。鍋は、まだ火にかけないで下さい。卵を水で洗い、茹で汁の入った鍋に静かに沈めます。卵を水で濡らすのを忘れないように。
卵の入った鍋に蓋をして、弱火で加熱します。
しばらくして沸騰してきたら、とろ火にし、3分程度加熱したら火を止めて蓋をしたまま10分程度おきます。(冬場は冷めやすいので加熱時間を長くし、保温時間を短くして下さい。まとめてたくさん卵を茹でる場合も、加熱時間を追加する方が良いです。卵の個数や湯の量などにもよりますので、加減してください。)
茹で上がったペンネは水気を切り、ボールに移します。塩(スプーン半分)・コショウ・うまみ調味料で味をつけ、混ぜます。
予算に余裕がある場合は、電子レンジで加熱して切ったハムや、油を切ったツナ缶をくわえるとボリュームが出ます。また、多少油分が加わるためペンネがくっつかないメリットもあります。
茹で卵を作っている間に、大葉を洗い、縦長に丸めて、細く刻みます。錦糸卵を刻む要領です。
ペンネの入ったボールに刻んだ大葉も加え、混ぜます。半分をサラダ、半分をグラタンにする場合、卵を保温している間に、グラタンの準備をします。
作り置きのホワイトソースがない場合は、電子レンジでホワイトソースを作ります。作り方や材料はレンジで簡単ホワイトソースをご覧下さい。
保温していた卵を鍋から出し、冷たい水につけ、一気に冷やします。急激に冷やすと、殻がつるっと剥けて、剥きやすくなります。
殻をむいた茹で卵に包丁で数㎜の深さまで切れ目を入れて、黄身だけを取り出します。別の器に入れましょう。
白身はまな板の上に置き、みじん切りにします。
黄身を菜箸やフォークで潰し、粉々にします。
みじん切りにした白身と、細かく潰した黄身をペンネの入ったボールに加えます。
塩(スプーン半分)・コショウ・うまみ調味料を追加し、混ぜ合わせます。塩加減は、お好みで加減して下さい。
この状態で、グラタンにしたい量を保存容器に移します。
サラダは冷めるのを少し待って、マヨネーズを加えて混ぜ合わせると出来上がりです。冷蔵室で保存すれば、2日程度はもつようです。
保存グラタンの調理に戻ります。マヨネーズを加える前のペンネサラダを耐熱容器に入れ、粒状コンソメの素、料理酒を加えて混ぜます。
上にホワイトソースをかけて、更に混ぜます。
粉チーズやピザ用チーズなどをふりかけ、容器に蓋をして、冷凍保存します。
冷凍グラタンを食べる時は、電子レンジで温めて食べることができます。焦げ目はつきませんが、電気代の節約になります。
焦げ目をつけたい場合、電子レンジで加熱後、グリルやオーブンで焦げ目をつけると良いでしょう。
その際、グリルやオーブンに対応している耐熱容器であるかどうか確認して下さい。レンジ対応であっても、オーブンに対応していない容器もあります。関連メニュー、かぼちゃとベーコンのグラタンを参考にして下さい。
補足1:本来、硬茹で卵は水から茹で、沸騰後12分加熱するようです。ガス代を節約するなら、何かを茹でた茹で汁も使えて、ガス使用量も縮小できるこの方法は便利だと思います。他にも電子レンジを利用してガス代を節約出来る茹で卵の調理法があります。折を見てご紹介したいと思います。
ここでご紹介したお湯から作る茹で卵は、黄身が偏りにくいです。タンパク質は60℃以上で固まる性質から、お湯に沈めて間もなく白身は固まり始めるようです。加熱時間を短縮でき、ガス代を節約するには便利な方法だと思います。
青菜を茹でた茹で汁も利用出来ます。乾物のそばやうどん、春雨などを茹でる機会がある時も、茹で卵が近々必要ならば、作っておくと良いでしょう。おでん、サラダ、サンドイッチ、スコッチエッグなど、茹で卵を使ったメニューはたくさんあります。
補足2:人参を茹でる際に生卵を一緒に茹でても良いのですが、卵の殻にはサルモネラ菌が付着している事があり、抵抗がある方も多いようです。実際には、サルモネラ菌は100℃で死滅するようなので、食中毒の危険性は少ないですが、私自身抵抗があるため、こちらの作り方をご紹介しています。
抵抗がない方は、にんじんを茹でる時から卵も一緒に茹でる方が、更にガス代を節約できるでしょう。
補足3:大葉の代わりにキュウリを使われる場合、薄く輪切りにして、塩を振って絡め、しばらく置き、水で洗って絞ります。栄養価を考えると、薄く切ったまま使う方が良いようですが、硬さが残ります。
また、サラダだけならば良いですが、グラタンも作る方で、加熱したキュウリは苦手と言う方は、サラダを作る過程を変更して、キュウリを最後に入れるようにして下さい。グラタンに移行した後でサラダの部分に加えるようにしてください。
大葉は緑黄色野菜の中でも栄養価が高いようです。ペンネサラダは、キュウリを使えば安く作れますが、今回は栄養価の高さとグラタンに移行する事を踏まえて、大葉を選びました。
ペンネサラダとマグカップ豆乳プリンを合わせても1食60円未満の献立になります。
にんじんや大葉にはビタミンAやベータカロテン、卵は良質の動物性タンパク質を含み、ビタミンB1も豊富です。豆乳には植物性タンパク質やカルシウムが含まれ、寒天には食物繊維が多く含まれています。便秘予防にもなりますし、美容と健康によいようです。また、寒天はノンカロリーで満腹感が増しますので、ダイエットをされている方には良い食材だと思います。
栄養のバランスも悪くなく、カロリーも控えめな献立だと思います。更にカロリーや脂質を抑えたい方は、マヨネーズの量を減らしたり、低カロリー低脂肪なマヨネーズ風のドレッシングで作る、などすると良いでしょう。
予算に余裕がある場合は、ハムを加えたり、食べる直前にちぎったレタスを加えたり、お好みで粉チーズをふりかけたり、いろいろと楽しめるでしょう。
寒天に含まれる鉄分は微量ですので、鉄分やビタミンEなどを次の食事で補えると良いのではないでしょうか。