節約クッキング

かしこく買い物2食材を買う店舗選びで節約

  同じ食材でも店舗によって値段が変わる事はご存知の方も多いと思います。同じ食材なら出来るだけ安く買いたいですよね。今回は、底値を把握する方法スーパーの選び方や、かしこい買い物術買い物リストで計画的に食費を節約する方法見切り品を上手に保存する方法などについてつづります。それぞれ諸事情がおありだと思います。何かのヒントになればと思います。

レシートを上手に利用して節約

  3本入りのにんじん1袋の底値を把握されていますか?お住まいの地域や、買い物に利用されている店舗によっても異なりますが、いつも買う食材がだいたいいくらくらいの値段で売られていて、いくらが最低価格なのかを把握する買い物上手に近付けると思います。
  中くらいの人参3本入りで99円、それより安い値札を見た事がない、と言う場合は、にんじんは99円が底値だと思って下さい。食材は、出来る限り底値で買うようにすると、節約になります高い時には買わないようにすれば良いでしょう。
  値上がりの影響でしょうか、同じ店舗でも、にんじん2本で99円に変化する場合があるようです。3本ではなく2本で99円は割高になっています。よく見て購入を考えたいものです。値段を覚えていない場合は、レシートを捨てずにとっておき、どこかに記録しておくと良いでしょう。

  レシートに書かれた値段を書き写すだけ、打ち込むだけの作業にしてしまうと、底値をヒントに買い物をすることが難しくなります。これからやってみようと思われる方は、一度にすべての値段を記録する必要はありません。まずは、頻繁に購入する食材だけで良いのです。食材ごとに量と値段、買った店舗を記録しておくと便利です。
  また、一度にすべての食材の底値を把握しようとせず、少しずつ量と値段に注目しながら買い物をしていく方が、自然に頭の中に記録されていくように思います。節約生活は時間をかけて身についていく物だと思います。頻繁に購入する食材の底値が把握出来る頃には、スーパーでの買い物の仕方も変わっているかもしれません。最近は携帯やスマホ、デジカメなどで簡単に撮影し、パソコンなどに保存する事が可能です。レシートも、写真にとって保存しておく方法もあるようです。

スーパー選びで上手にお買い物

  まずは、スーパー選びについて考えましょう。同じ食材でも購入する店舗によって値段は異なるようです。
  いろいろなスーパーがあり、個々人によって買い物に行ける店も異なるでしょう。お近くに何件かスーパーがあるなら、比較してみると良いと思います。

  同じツナ缶の値段が3缶で200円も違っていたり、ほうれん草1束が80円近く違うこともあるようです。ツナ缶などの缶詰類は長期保存が可能です。ほうれん草も下茹でをすれば冷凍保存が可能です。ほうれん草を保存する方法はこちらを参考にしてください。醤油や料理酒、みりんの消費期限は長くないようですが、塩や砂糖などの調味料も長期保存が可能です。消費期限が切れる前に消費できるなら買い置きになったとしても安い店舗で安い時に買っておく方が節約になる場合があります。食材ごとに、どの店舗で買えば安く買えるのかを把握し、買い物計画をたてると良いでしょう。ネット販売の価格とも比較してみるのも良いと思います。

  そのポイントカードは本当にお得?

  スーパーのなかには、ポイントカードやレジ袋、その他のコストを抑えて、消費者に商品を安く提供してくれるお店があるようです。
  ポイントカードはお得なように思いがちですが、カードの種類によって異なるようです。
  例えば、税抜価格100円で1ポイントがつき、500ポイントで500円のお買物券になるカードがあるとします。500円のお買物券を手に入れるには、税抜き価格の累計50000円分買い物をしなければなりません。つまり、買った金額の1%が還元される仕組みになっているのです。ただし、税抜価格のうち100円に満たない部分はポイントに反映しないため、500円還元するためには税抜50000円を超えた金額分買い物をしているケースが多いはずです。買い物ポイント2倍の日のみ買い物をした場合は、税抜価格25000円以上の買い物で500円の買い物券がもらえると言うことになり、2%の還元になります。
  では、商品1つあたり2%とはどのくらいの値段になるのでしょう。100円の品物で2円。1000円の品物で20円です
  ポイントカードのある店舗で買うと食パン1斤が178円、ポイントカードのないディスカウントショップで買うと158円だとすると、どちらがお得なのでしょうか。
  ポイントカードのあるショップで食パン1斤だけを買った場合、ポイントは1ポイントです。2倍の日でも2ポイント。ポイントが貯まって還元されるのは1円か2円
  こうしてみると20円安いお店で買う方がお得のようです。同じ商品を見比べて、安く買える店を把握していくと買い物上手になれるのではないでしょうか。

  ほとんどの商品を安く買えるお店があることを知っていてもスーパーが遠いためガソリン代を使わずに出向けるスーパーがない方や、身体が不自由であるなどの諸事情により徒歩や自転車では買い物に出掛けられない方もおられるでしょう。
  その場合は、使ったガソリン代も買い物で使ったお金として家計簿に加えておくと良いと思います。電車やバスなどを使って買い物に出掛けられる場合やネットスーパーで送料や支払手数料がかかった場合も同様に、交通費や送料も含めて計算すると意外な事実が見えてくるかもしれません

  ガソリン代や交通費、送料や支払手数料を使って買い物をするなら、まとめて買い物を済ませてしまい、買い物をする回数を減らす方が節約になるでしょう。ですが、食品には保存できる期限があります食材が傷まないうちに食べ切るには1にも綴っていますが、冷凍保存が可能な食材もあります。冷蔵庫の大きさや、まとめ買いが可能な食材かどうかどうかも考慮すると良いと思います。食べきれる量以上に買わないように注意が必要だと思います。
  ガソリン代や交通費、送料や支払手数料を使わずとも買い物が出来るスーパーがあるけれど、ちょっと高いのよね、と思われる店舗の場合は、計算してみると良いと思います。交通費0円で買いに行けるスーパーで買った場合と、交通費や輸送費をかけて安く買えるスーパーで買った場合とで、どちらがどれだけ安くつくのかを検証してみると良いでしょう。
  往復20kmを車で走った場合、1リットルで10km走る車なら2リットルのガソリンを使います。ガソリン1リットルが150円とすると300円のガソリン代がかかることになるでしょう。一つ一つの商品が20円ずつ安い店であると仮定すると、15点以上買い物をしなければ得にはならないと言うことになります。
  ガソリン代や交通費をかけて出かけるなら、月に何回買い物に行くのかを決め、食品の保存期限なども考慮しながら買いたいものをリストアップし、出来るだけ買いたいものが安い日を選ぶと良いのではないでしょうか。車で出かけるなら、日用品なども同じ日についでに買って帰る方がガソリン代の節約になるでしょう。

  車がなく、買い物に行ける範囲も狭く、あまり頻繁に買い物に出られない方もおられるでしょう。一度に持ち帰れる量が少ない方もおられると思います。限られた店舗で買い物をせざるを得ない場合は、できるだけその店舗における底値を把握し、かしこく買い物をしましょう。

  半額の食材をゲットするには何時くらいが狙い目?

同じスーパーで買い物をし続けていると、底値も把握しやすいですし、安くなるタイミングがつかめることもあります。食材は季節によって価格が変わりやすいようですし、店舗によっては曜日によって特売品が決まっている食材もあるようです。
  また、半額シールが貼られる時間帯が分かれば、お得な買い物をするチャンスも広がるでしょう。各店舗によって、2割り引きのシールを貼る時間帯、更に上から半額シールを貼る時間帯が決まっている事が多いようです。シールを貼られた直後に売り切れる商品もあるようなので、欲しい食材を半額でゲットできるということは運が良いと言えるのではないでしょうか。シールが貼られる時間帯は、16時以降が多いようです。仕事帰りの時間帯だと、既に売り切れている事の方が多いかもしれません。
  いろいろ探索してみると見えてくるものがあるのではないでしょうか。安売りの品が知りたいのだけれどチラシが入らない、と言う方もおられると思います。店舗によっては、レジ裏に自由に持ち帰れる広告を置いている場合もあるようですし、最近はインターネット上にチラシを公開しているスーパーもあるようなので、探してみると良いかもしれません。

  安いディスカウントショップでも、すべての商品が割安ではない

  お近くに何件かスーパーやディスカウントショップがある場合の実例です。缶詰類はC店方が安いけれど、豆腐や野菜はD店の方が安いなど、各商品別に価格を比較すると、どちらかの店舗が何を買うにも安いと言うことはないようです。買いたい商品別に、価格を比較し、同じものならなるべく安く買いたいものです。
  安売りのタイミングも様々ですが、とある実例をあげておきます。
  Aディスカウントショップでレタス1玉が78円で売られています。前日までは98円だったので、安いと思って購入する方は多いと思います。
  Bスーパーでは、普段115円で売られていたレタスを79円で広告にも売り出しています。
  食材の産地が異なっていたり、質や量も異なる場合がありますが、同じ日に同じ食材が安売りになるケースは少なくないようです。

  ネットスーパーは安い?

  缶詰やレトルト食品、調味料など、常温で長期保存が可能な食品などは、ネットスーパーなどで安い商品見つけてまとめ買いする方法もあります。重量がある商品を自力で運べない方には便利だと思います。
  ネットスーパーの送料や支払手数料はショップによって異なるようです。例えば3000円以上買うと送料無料のショップなら、保存のきく安い底値食品をまとめて買っておくのも良いかもしれません。日用品も一緒に買えるショップもあるようですが、底値で買える商品がある場合とそうでない場合があります。底値で買える商品なのかどうかを見極めて買い物をすると良いと思います。送料無料にするために、必要のない物や割高な商品を買う事がないよう注意が必要です。

買い物リストを活用して節約

  計画性のない買い物は、衝動買いや買い過ぎに繋がりがちです。かしこく買い物をする意味で、買い物リストを作ると良いでしょう。

  まず、2週間先くらいを目安に、安い食材を使った献立を考えておきます必要な食材、足りなくなりそうな食材を書き出し、底値で買える店舗を書いておきます。値段は変動しますので、底値で買えない場合もあるでしょう。そんな時は、他の食材で代用したり、献立を変更する方法もあります。冷凍保存のストックも助けになってくれるでしょう。なるべく底値で買うように心がければ、自然と支出は減っていくようです。こちらのページで1食100円以下の献立をご紹介していますので、安い食材の参考にしていただければと思います。
  スーパーに行く時は、リストを持参し、リストにない物は買わないようにすると、食費の節約になるでしょう。リストにない食材が底値やそれ以下で売られていた場合、冷凍保存できるなら買っておく方が良い気がしますが、食べきる事が出来ないならば、買わない方が良いでしょう。冷蔵庫の中身を把握しておくことも大切です。作れる料理のレパートリーやご家庭での消費状況をよく考えて決めると良いでしょう。

冷凍できる見切り品はお得

  半額の品は得だと思います。ですが、賞味期限が当日までになっている事が多いようです。ここでは、半額になっている食材を上手に利用する方法について綴ります。

  惣菜コーナーの揚げ物は冷凍できる?

惣菜コーナーにある揚げ物は、冷凍保存が可能です。買ったその日に食べきれない場合でも、保存容器に並べ、冷凍保存しておくと便利です。食べる時には、凍ったまま、電子レンジのグリル機能で温めるとカリッと仕上がりますガスコンロのグリル機能でも同様の食感が楽しめます。凍った揚げ物を電子レンジのレンジ機能で温める場合は、ラップや蓋をしないで加熱しますが、多少べちゃっとするようです。消費電力量はレンジの方が少なく、光熱費の節約を重視するならレンジで温める方が節約になるでしょう。

  練り製品は貴重なタンパク源

  食費を抑えた食生活を強いられると、ご飯やパン、麺などで空腹を満たす事が多くなり、タンパク質不足になりがちです。練り製品は比較的価格が安く、貴重なタンパク源だと思います。ちくわや練り製品は袋のまま冷凍保存が可能です。半額になっているなら、買い時かなと思います。買ったその日に冷凍室に入れておけば良いでしょう。
  値引きされている野菜は、傷み始めたものが多く見られます。そのまま冷蔵庫に入れておくと、一日もたないケースもありますので、買ったその日に食べきるか、調理してから冷凍保存しておくと良いでしょう。白菜やキャベツも茹でておけば冷凍保存が可能です。冷凍できる食材や保存方法については食材が傷まないうちに食べきるにはをご覧ください。関連ページは、食材が傷まないうちにたべきるには2です。参考になればと思います。

  半額の食パンはお得

  1斤90円程度で売られている食パンが半額になっていた場合、45円で買うことが出来ます。賞味期限が当日であったとしても、食パンは冷凍保存が可能なので、買ったその日のうちに小分けにして冷凍してしまえば、1週間でも2週間でも腐敗する事はないでしょう。冷凍室に入る量や冷凍食パンの消費ペースを考えて購入すると良いと思います。
  菓子パンの場合、冷凍した物を食べる際に、焼き直したり電子レンジで温めたりした時に、うまくいかないパンもあるようです。その場合、未開封のまま冷蔵庫で保存し、賞味期限を過ぎて2~3日以内には食す方が無難だと思います。
  半額だと普段高くて買えない物が買えるので、お得だと思いますが、食べきれる量を考えて買い物をするようにした方が節約になると思います。

  肉や魚は?

   肉や魚は、そのまま冷凍するより、調理してから冷凍保存する方が良いと思います。煮物にして冷凍する、揚げ物にして冷凍にする、焼いて冷凍するなどです。半額の肉や魚は、冷蔵庫で保存するとすぐに傷んでしまいがちなので、その日のうちに調理してしまう方が良いようです。加熱調理をしておく方が長くもちますし、温めて食べればよい状態にしておくと便利だと思います。

冷凍できない見切り品は

  豆腐は冷凍できないため、その日のうちに食べきるか、加熱調理してしまう方が良いでしょう。調理した豆腐も、冷蔵庫で保存し、2日以内には食べきる方が無難です。半額の豆腐を買う際には、買い過ぎないように注意しましょう。
  半額だからと2つ以上買ってしまう方もおられると思います。2つ以上買う前に、買った食材の使い道や保存方法を確認してから購入する方が節約になると思います。半額といえども、買い過ぎたり食べすぎたりすることは、結果的に支出を増やしてしまう可能性を秘めている事を心に留めておくと良いでしょう。



財布の中身は必要最低限にして節約

  買い物に出掛ける時、あらかじめ買い物リストをもとに必要な金額の合計を計算しておき、必要最低限のお金だけを財布に入れて行く方法があります。突発的に何か底値で買えるものがある場合もありますので、予想出来る範囲で余裕をもたせて準備をしておくと良いと思います。

  財布の中身が少ない時には、商品を買い物かごに入れる前に計算しませんか?足りなくなると困るため、あらかじめ考えながら買い物かごに入れて行く方が多いのではないでしょうか。この心理を利用した節約術です。
  衝動買いをしない方でも、商品を見ながらスーパーの中を歩いていると、いろいろな誘惑があると思います。手持ちがなければ、買うことはないと思います。節約するなら、お金を必要以上に持ち歩かない方が良いでしょう。そうすることで釣られ買い、衝動買いの誘惑に負けずに過ごせるのではないでしょうか。



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