生活の知恵

洗濯の方法で電気代水道代節約

  洗濯機の使い方や、手洗いするかしないかで、電気代や水道代、衣服代を節約する事ができます。
  今回は、洗濯の方法や洗濯機も使い方でできる節約術について綴ります。
  クリーニング代やアイロンにかかる電気代の節約法、衣服を長持ちさせる洗濯術などもご紹介します。

洗濯機を回す回数を減らして節約

月に何回洗濯機を使われていますか?
  電化製品を使う場合、電力量(kW)×時間(h)で表される消費電力量(kWh)が多いほど電気代が高くなります。
   電力量が大きいほど、使用時間が長いほど、電気代が高くなるともいえますが、電力量が2倍でも、1回にかかる時間が半分なら、消費電力量は同じです。
洗濯機の電力量や性能は、買い替えない限り変えようがないですが、使用時間を短くする事は可能な場合があります。

洗濯機は、何段階か水位を変える事ができますね。
  例えば30リットルのコースと60リットルのコースがあったとして、2倍の洗濯物を洗うことができるから時間も2倍で、消費電力量も2倍になるのかと言うと、そうではないようです。
  洗濯機の機種にもよりますが、すすぎ時間や脱水時間はどの水位も同じである場合もあるようですので、洗濯物を溜めておいてまとめて60リットルのコースで洗濯機を回す方が電気代の節約になるのです。
  夏場は洗濯物を溜めておくと不衛生に感じられる方もおられると思います。
ならば、洗濯槽に水と少量の洗剤を入れ、その中に汚れ物を入れておくと、つけ置き洗いの要領で汚れも落ちて一石二鳥になるのではないかと思います。
  洗濯機は、回数を回すほど電気代がかかるという事になりますので、少ない量で何度も回すよりは、まとめて洗濯する方が節約になるようです。
  まとめて洗濯する際、洗濯槽いっぱいに洗濯物を入れると、回りにくくなり、かえって電力を消費する場合があるようなので、少し余裕をもたせるくらいの量にする方が良いようです。
  まとめて洗濯すると、干すスペースに困る方もおられるのではないでしょうか。洗濯物と洗濯物の間に隙間がない場合風のない室内では乾きにくいです。冬場はとくに、乾きにくいでしょう。
  外に干せない方は、浴室エアコンを入れた部屋などの高い場所に物干しスペースを作っておくと室内干しに便利です。高い場所の方が乾きやすいです。
扇風機を利用するとさらに乾きやすいようです。
エアコンやファンヒーターを使う際は、洗濯物の水分で乾燥対策もできます。加湿器を使うよりは節約になるようです。冬場の暖房をかしこく使うにも綴っています。

洗濯コースを変えて節約

標準コースと念入りコースとでは、洗濯→すすぎ→脱水にかかる時間が異なります。 時間が長くなれば、消費電力量は増えますので、標準コースの方が節約になるようです。また、注水すすぎは水をたくさん使うようですので、溜めすすぎの方が節約になりそうですね。

浸けおきをしておくと、念入りコースにしなくても汚れが落ちやすくなります。ケチャップやワインなど、落ちにくい汚れがある場合は、バケツの中にぬるま湯と洗剤を入れて浸け置きしておきましょう。また、しみ抜き剤なども販売されていますので、部分的に汚れている場合は、それを落としてから洗濯機を使うようにすれば、標準コースで十分だと思います。

手洗いで衣類を長持ちさせて節約

女性の方は、下着類をどのように洗濯されていますか?
  ワイヤーが入った下着は、手洗いをすることで、型崩れを防ぎ、長持ちさせることが出来るようです。洗い方や、洗剤の選び方干し方など、参考になれば嬉しいです。

洗剤の選び方

無蛍光洗剤ならば、色落ちを防ぐことができます。ウールも洗える洗剤が販売されていますので、一つ購入していれば、セーターや毛布などを洗う場合にも利用できます。

洗い方

浸けおきしておいて、数枚まとめて洗う方が水道代や洗剤代の節約になります。浸け置く際には色の濃い物とそうでない物を一緒にしないように気を付けて下さい。浸けおきするだけで汚れは落ちるようなので、振り洗いの回数が減り、型崩れを防ぐことが出来るようです。すすぎも溜めすすぎで数回、柔軟剤も少量で十分です。洗剤を多く使うと、すすぎの回数が増えてしまいます。洗剤が少ないと汚れが落ちないような気がする方もおられると思いますが、洗剤の容器に書かれた量より少なくても、十分汚れは落ちるようです。手洗いすれば、10年以上長持ちさせることも可能なので、多少値が張る下着を購入しても、長く使う方が節約になるケースもあるでしょう。

干し方

洗濯機の脱水が、型崩れの原因ともいえますので、手で軽く絞って水けを減らします。形を整えて、風呂場などに干し、換気扇を回します。ある程度乾いたら室内に干すと良いでしょう。日光に当てると色褪せますので、色の濃い物は陰干しが基本です。回るタイプの乾燥機を使うと型崩れを起こしますので、長持ちさせたいなら、日陰や室内で根気よく干す方が良いでしょう。

クリーニングを減らして節約

毛布は洗濯機で洗ってクリーニング代の節約

毛布クリーニングに出されていますか?
  1枚当たり1000円近くかかる場合もあるようです。
  コインランドリーでも洗濯に数百円かかり、乾燥機を使えばさらにかかるでしょう。乾燥機を使わずに、水を含んだ毛布を持ち帰るには体力を使いますので、自宅で洗える方が良いのではないかと思います。
  最近は、洗濯機で洗えるセーターなども増えてきましたし、ウールを洗える洗剤も販売されています。洗濯機を上手に利用するとクリーニング代を節約できます。
  毛布が入る洗濯機でない場合は、風呂場の浴槽を使って毛布を洗うことも可能です。洗剤に浸けおきしておき、肌が荒れないようにビニール袋などを被せた足で踏みつけて洗う方法です。脱水も踏み脱水になります。が、水分を吸った毛布は重いですし、脱水が不十分な場合は、室外で干す時間もかかります
  体力や時間と相談になるかもしれませんので、洗濯機を買い替える際には毛布が洗えるサイズを選ばれる方が良いかもしれません
  500Wの洗濯機を1時間使って毛布を洗った時、0.5kWhの消費電力です。電気代は10円程度です。最近の洗濯機は、脱水機能が充実しているものもありますので、しっかり脱水しておけば、乾燥機を使わず、天日干しで乾かせる事もあるようです。

衣類の素材を選んで節約

  衣類を購入する際には、洗濯機で洗える素材を選ぶクリーニング代を節約できます。アクリルは洗濯機で洗えますし、ウールのニットも洗濯機で洗えるものがあるようです。
  また、アイロンがけのいらない素材を選ぶと、アイロンにかかる電気代を節約できます。

ポリエステルレーヨンナイロンなどの混紡素材は、柔軟剤を少量加えておき、脱水を途中で止めてしわを伸ばし、形を整えて干しておくアイロンが必要なくなる場合もあります。
  綿100%でも、軽い脱水で上手に干せばアイロンが必要ない素材もあります。
  また、Yシャツなど、アイロンをかけるなら、完全に乾く前にアイロンをかけてしまい、その後干しておく方がアイロンにかかる時間を短縮できるケースもあります。
  アイロンをかけず、シワにならないようにしたいなら、脱水は途中で止めましょう。慣れてくると柔軟剤の量や、脱水を止めるタイミングもつかめてくると思います。
  私は、小分けにしてネットに入れて洗濯し、シワになりやすいものは脱水を途中で止めて取り出し、残りは最後まで脱水します。
  ゆるく脱水した衣類は風呂場に干してあらかじめ乾いてから室外に干す方法もありますが、色落ちが気になる衣類はそのまま室内干しにする方が無難なようです。
  セーターを干す場合、ハンガーにかけると肩のラインが崩れますので、物干し竿にかけて干す方が良いでしょう。最近は、セーターを畳んだ状態で干せるネットのようなものも販売されています。トランポリンのような物干し用具です。便利になったと思います。
  500Wの洗濯機を30分使った時の電気代は5円程度です。最近は300W~400Wの洗濯機もありますし、実際の消費電力量はそれより少なくなるようです。水を抜くだけの時間も含まれていますし、W数は最大値のようですので。
  洗濯機を使ったり、手洗いをすると、ずいぶんクリーニング代を節約できるのではないでしょうか。水洗いが出来ない素材もありますので、うっかり洗ってしまい、大切な衣類をダメにしてしまわないように気を付けて下さいね。

洗剤の量で水道代節約

洗剤が少ないと、汚れがきれいに落ちない気がしますが、実際はあまり差はないようです。洗剤の量より、水温の方が洗浄力に差があるようです。

冬場の洗濯では、洗剤が多いと、くずとりネットに洗剤が残ってしまう事もあります。水温が低いと洗剤が溶けにくいのです。
  風呂の残り湯を使うなら、翌日ではなく、その日のうちに洗濯機へ移し、洗剤を溶かしておく方が良い気がします。汚れものも、つけおきできるものは入れてしまうと良いのではないでしょうか。
  色の濃い物と分けたいなら、バケツなどを利用すると良いと思います。
  使う洗剤の量を多くすると、すすぎが終わってもまだ洗剤が残っている事もあり、すすぎの回数を増やすことになるケースがあるようです。水道代の無駄になりますので、洗剤の量は適量を守りましょう。

洗濯機を使う時間帯で電気代節約

夜中に洗濯機を回すと、音の問題などがある住宅もあると思いますので、洗濯機を回す時間は考えなければなりませんが、電気の契約プランが夜間割引のご家庭は、割引になる時間帯に洗濯機を使う方が節約になるようです。冬場の夜間早朝は水温が低いですので、洗濯をする時間帯も、ケースバイケースだと思います。


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