生活の知恵

日用品の買い方、使い方で支出を節約

  トイレットペーパー洗濯用洗剤シャンプーなどの日用品購入するお店によってずいぶん価格が違うようです。消耗品ですし、食品のように腐敗するものではないですので、多少まとめ買いになったとしても、それぞれ底値を把握し、底値で購入する方が節約になるでしょう。
  トイレットペーパー12個入りと18個入り、どちらがお得?
  シャンプー詰め替え用とボトル入り、どちらがお得?
  え?使い方で節約が出来るの?
  今回は、日用品の買い方や使い方で支出を節約する方法について綴ります。買い物をする店舗の選び方や買い方ポイントカードのかしこい利用法消耗品の使い方で節約する方法についてご紹介します。

底値でしか買わないクセをつけて節約

  ティッシュペーパー5個入りの底値はいくらでしょうか。

  消耗品はなくなれば買う物なので、一番安かった時の値段も頭の中に記憶されているのではないでしょうか。例えば、298円の時と198円の時があったなら、198円が底値でしょう。ティッシュペーパー5個入りは198円の時に買うと決めておくと良いと思います。ご自身の購入可能な店舗の中で、一番安かった値段が底値と考えて下さい。

底値は店舗によっても異なる

  シャンプーや洗剤の底値はいくらでしょうか詰め替え用を使用されている場合、同じ製品を長く使われている方も多いと思います。メーカーや製品によって価格は異なりますし、売っている店舗によっても価格は異なります。また、同じ店舗でも、売っている日によっても異なるのです。
  底値を把握したいなら、ある程度の時間をかけて判断しましょう。今日明日のうちに把握出来る物ではないようです。
  買い物をする時、値段を見ながら買い物をし、値段を覚えてしまうと良いでしょう。同じ製品を買い続けていると、だいたいの底値が分かるようになります。
  覚えるのが苦手な方は、製品別に買った店舗と値段をメモしておくと良いと思います。携帯電話やスマホで写真を撮って残しておく方法もあります。底値フォルダーを作っておき、底値が更新されれば、いらない写真を削除していくようにするなど、工夫も出来るでしょう。
  安売りを知らせる広告に目玉商品として紹介された場合は、普段の底値より安くなっている場合もありますが、そうでない場合もあるようです。必ずしも安いとは限らないのです。広告の品先着○名と記載されている値段で買うよりも、もっと安く買えるお店がある場合もあるので、広告に釣られ過ぎない事も大切でしょう。自身の目と頭で判断する方が確かだと思います。

単位あたりの値段を計算して買う

  トイレットペーパーは12個入りと18個入り、どちらがお得?

  とあるホームセンターは18個入りで588円。とあるディスカウントストアでは、12個入りが298円。同じメーカーの同じ製品です。1個あたりの価格を計算してみましょう
  588(円)÷18(個)=32.6(円)
  298(円)÷12(個)=24.8(円)
  18個入りのトイレットペーパーは、1個あたり約33円。
  12個入りのトイレットペーパーは、1個あたり約25円。
  つまり、18個入りのトイレットペーパーより12個入りのトイレットペーパーの方が1個あたり約8円も安いと言う計算になります。
  心理的にたくさん入っている18個入りの方が割安な印象を受けてしまいがちですが、必ずしもそうとは限らない例として挙げておきます。1個あたりなら8円の違いですが、年間通してどのくらいのトイレットペーパーを使用しているかを考えてみましょう。100個買えば800円の差です。単位当たりの値段を計算してかしこく買い物をすることが節約につながると思います。

  シャンプーは詰め替え用とボトル入り、どちらがお得?

  とある450g入りボトルシャンプーは798円。とある350g入り詰め替えシャンプーは398円。同じメーカーの同じ製品です。1gあたりの価格を計算してみましょう。
  798(円)÷450(g)=1.7(円)
  398(円)÷350(g)=1.1(円)
  詰め替え用の方が1gあたり0.6円安いという計算になります。2000gのシャンプーを使うと、1200円の差になります。
  450gボトルと350g詰め替え用のセットで698円の商品が店頭にあり、手持ちのお金があったなら、買い時かなと思います。800gで698円のシャンプーは、
  698(円)÷800(g)=0.87(円)
  1gあたり0.9円未満となり、お得な買い物になるでしょう。シャンプーなら、1gあたり1円を目安にされると良いかもしれません。

   詰め替え用でない方が単位あたりの値段が安い場合もあるようです。ですので、詰め替え用が安いとは限りません。ある程度の期間を経て底値を見極めていくと良いでしょう。かしこい買い物術を身に付けると節約に繋がります

ポイントカードのかしこい利用法

  ホームセンタードラッグストアスーパーには、ポイントカードのある店舗があるようです。100円買ったら1ポイント、500ポイントで500円分のお買い物券になるなど、お得なポイントカードがあるようです。このポイントカードを上手に利用する事で節約する方法をご紹介します。

  まず、ポイントカードの仕組みを知っておきましょうカードによって異なります税抜き価格で計算されるのか税込み価格で計算されるのかいくら買い物をすれば1ポイント貯まるのか何ポイントでいくら還元されるのか、など違いがあります。ここでは、とあるポイントカードを例にしていますので、気になる方は、レシートなどに表示されたポイント数などで確認してください。
  100円買うと1ポイント付くカードがあるとします。税抜価格で計算されるカードなら、消費税がかかる前の小計99円の買い物ではポイントが付きません。つまり、1回あたりの買い物で税抜き1999円ならば19ポイント、2000円なら20ポイント付くのです。1円違うと1ポイントの差です。ちなみに税抜250円なら2ポイント、299円も2ポイントです。
  店内で税込み価格を表示しているお店が多いので、税抜き価格で計算するのは面倒かもしれません。買い物に出掛ける前に、買い物リストを作っておき、そこにある程度の値段を記載し、税抜き価格の合計金額も計算しておくと良いかもしれません。携帯電話のメモ機能やメール機能などに買い物リストを打ち込んでおく方法もあります。買い物リストを作り、リストに忠実に買い物をすれば、ついつい買い過ぎてしまう事もなくなるでしょう。
  仕事帰りや外出のついでに安い物を買って帰る習慣になっている方も、あらかじめ切れかけている消耗品をリストアップしておき、安ければ買う、安くなければ買わない、リストにない物は買わないようにすると、買い忘れや衝動買いを防ぐことに繋がるでしょう。
  また、ポイントが2倍やそれ以上になる日が決まっている店舗で買い物をする場合は、ポイントが2倍になる日以外は買い物に行かないという方法もあります。なるべく買い物に出掛ける日を減らす方が財布の中身は減らないものです。女性は買い物でストレスを発散するケースもあるようなので、節約に視点を置くなら、買い物に行く回数を減らすことも節約になるかもしれません。個人差がありますので、ご自身で判断していただけたらと思います。
  ポイントが2倍の日も、買い物リストを見ながら買い物をする方が良いでしょう。普段より高めの値段になっている商品もあるからです。ポイントに釣られないように、底値で買い物をするクセをつけると節約に繋がると思います。
  ポイントが貯まったら、どう使うと良いのでしょうか。普段の買い物で、数百円引きとして使用する方法もありますが、何か買いたいものがある場合、買いたい物の値段までポイントを貯めると言う目標を作る方法もあります。金欠の時の助け人となってくれるケースもあるでしょう。最近は、店舗の店じまいが増えており、閉店のためポイントカードが使えなくなるケースもあるようなので、早めに使っておく方が良いかもしれませんね。

消耗品の使い方、詰め替え方で節約

  洗濯用液体洗剤キッチンの洗剤シャンプーなど、詰め替え用を購入して詰め替えて使用されている方は多いと思いまうす。詰め替え用の方が比較的安い場合が多い事やごみを減らす意味でエコにも繋がっているからなのではないでしょうか。ここでは、この詰め替え用を詰め替えるタイミングで節約する方法をご紹介します。

  ボトルの中身が減ってくると、使用量を減らして長く持たせようと思いませんか?心理的な作用だと思いますが、あと少しでなくなってしまうと思うと、少しずつ使う量を減らそうとする方が多いのではないでしょうか。この心理を利用して節約してみましょう。
  詰め替えパックの中には、蓋が出来るものがあるようです。蓋が出来るなら、ボトルの中身がすべてなくなって詰め替える際、一気に詰め替えるのではなく、少しずつ詰め替えるようにすると、自然になくなるスピードが落ちるようです。詰め替えパックの1/4を詰め替え、それが完全になくなったら、また1/4詰め替えるというやり方です。あと少しでなくなってしまうと思うと、少しずつ使う量を減らそうとする心理を利用し、減るスピードを落とせるようです。
  蓋のない詰め替えパックの場合、保存状態を考慮すると一気に詰め替える方が良いかもしれません。その場合、ボトルの中身が完全になくなってから詰め替える方が、減るスピードを落とせるようです。
  ですが、複数人で使用される場合は、難しいケースもあるようです。なくなりかけると使用量を減らそうとする心理を利用した節約術は、個人差があります。ケースバイケースだと思って下さい。
  使用量を少なくすることが出来れば、年間通した日用品の支出は減るでしょう。少しずつ意識的に使用量を減らしていく事が節約につながると思います。

その商品、本当に安い?

  350gのシャンプーと350mlのシャンプー、同じ値段なら、どちらがお得?
  シャンプー液体洗剤柔軟剤などのパッケージが新しくなっているのを目にする事があると思います。すべてではないようですが、このパッケージの変更には、実質の値上げが隠されている事があるのです。

  とあるシャンプーは以前、450ml入りのボトルで売られていました。詰め替え用は350ml入りの詰め替えパックで売られていました。いつの頃か、ボトルは450g入りで売られるようになり、詰め替え用は350g入りで売られるようになりました。
  値段は同じなので、変わりないように思われる方もおられると思いますが、シャンプー1mlと1gは同じではないのです。
  シャンプー1mlあたりが何グラムなのかを実際に量ってみるならば、詰め替え用のパックで検証してみると良いと思います。
  350mlの詰め替えパックがあるなら、そのまま台秤で重量を量ります。その後、中身をボトルに詰め替え、残ったパックと切り取った部分を秤で量ります。最初にはかった重さとパックの重さの差が、シャンプーの重さになります。シャンプー350mlの重さは、350gより重いはずです。
  水は1mlあたり1gですが、シャンプーは水に落とすと沈みますので、1mlあたりの密度は、水より重いと言うことになるからです。つまり、350mlのシャンプーは350gより重いと言うことになります。では、350gのシャンプーは350mlより体積が多いのでしょうか?少ないのでしょうか?答えは、少ない、が正解です。
  350g入りのシャンプーは350ml入りのシャンプーより量が少ないのです。つまり、パッケージの変更後、量が少なくなって販売されている事になります
  同じ値段で売られていて、内容量を表す数字も同じ。ですが、単位が異なり、実質は値上がりとなっているようです。
  350gのシャンプーと350mlのシャンプー、同じ値段なら、どちらがお得?
  この答えは350ml入りのシャンプーがお得と言うことになるようです。液体洗剤なども、だんだん入れ物が小さくなっている気がします。どの商品も値上がりをしているなら、あえて細かい事を考える必要もないかもしれませんが、考察として書きとめておきたいと思います。


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