生活の知恵

照明器具の使い方で電気代節約

ご自宅に照明器具はいくつありますか?まずは、数えてみて下さい。照明器具は必要不可欠な物なので、何気なく使われている方が多いと思います。ですが、この照明器具の種類を変えたり、使い方を変えると、電気代がずいぶん安くなるのです。

白熱球は使わないで節約

60Wや40Wの白熱球を使っておられる方は、蛍光灯がボール型になった蛍光ボールに変えましょう。

60Wの白熱球は60Wの電力を消費しますが、最近では、12W程度で60Wの白熱球と同じ明るさになる蛍光灯の電球が販売されています。値段は1個あたり600円から800円くらいですが、白熱球より寿命は6倍長持ちしますし、消費電力は1/5です。
  60Wの白熱球を付けていたなら、それ以下の電力量の照明器具は付けられますので、電球の寿命がきたら、次は蛍光ボールに変えると良いと思います。ただ、電力量は問題がなくても電球の口金は同じサイズでも、ボール部分の大きさによっては入らない場合がありますので、よく確認してから購入すると良いと思います。カバーのある照明器具などは、どの蛍光ボールでも入るとは限らないようです。
  40Wの明るさと表示された蛍光ボールも販売されています。用途に合わせて選ばれると良いでしょう。照明器具の消費電力は、意外に高いのです。白熱球から蛍光ボールに変えるだけで節約になります。E26口金はホームセンターなどでも見かけますが、E12サイズだと、蛍光灯の電球はないようです。小さい豆電球は白熱球のまま使うか、LED電球を探してみると良いかもしれません。ない場合は、白熱球は消費電力が多いので、なるべく使わないようにすると良いでしょう。ちなみにE12サイズは5W、睡眠時に利用すると6時間で0.03kWhです。年間10.95kwh、200円程度の電気代になります。
  LED電球は、省エネ電球です。電球型蛍光灯よりも電力量(W数)が少ないため、節約の味方だと思います。ですが、明るさの面で比較すると、多少暗めに感じるかもしれません。また、購入時の値段が高めになっています。寿命は蛍光ボールよりずいぶん長いようですが、値段と寿命と明るさの3つを総合的に考えて選ばれると良いと思います。

使っていない部屋の照明は消す習慣をつけて節約

例えば、円形の蛍光灯2本で64Wの電力を消費するとします。1時間使用すると0.064kWhですが、12時間だと0.768kWhです。1kWhあたり20円で計算すると15円程度の電気代です。1か月で460円になります。照明器具消費電力量と使用時間、照明器具の数などから計算をしてみると、思ったより電気を消費している場合があります。

浴室やトイレの照明は使う時以外は消している場合が多いと思いますが、キッチンやリビングの照明器具はどうでしょう。
  壁に取り付けられているスイッチを切っている場合は待機電力はかかりません。ですが、最近はリモコンで照明を点けたり消したりできる製品もあるようです。この場合、リモコンの電源を切るだけでなく、主電源を切っておかないと待機電力がかかるようです。こまめに消すなら、壁にあるスイッチでしょう。
  くせが付くと習慣のように勝手に身体が動くようになりますので、気を付けることから始めて見ると良いかもしれません。無駄に照明を点けているかもしれないと思われた場合は、こまめに消す習慣を付ける節約になります。

センサーで点灯する照明器具の節約法

センサーで人が通るとライトが点くタイプの照明はありませんか?センサーで点灯するタイプは、視力が悪い場合や、身体に不自由がある場合など、スイッチを押すことに難がある場合は非常に便利なのです。ですが、スイッチを押すことに難のない方が節約の面から考えると、無駄な照明になってしまうケースがあるようです。

玄関照明がセンサータイプの場合、歓迎しない来客が通った場合にも反応し、照明が点く場合があるようです。知らない間に電力を消費してしまうことがあるのです。
  来客がある場合に、照明が必要なのは日が落ちてから、または、来客があったその時ではないでしょうか。留守中ではなく在宅中ということになりますね。また、ご自身が帰宅時に照明を必要とする場合もあるでしょう。
  では、センサー付きの照明を24時間付けっ放しにする必要はあるでしょうか。付けっ放しにしておくと、留守中にもセンサーが反応し、照明が点くことがあるようです。待機電力もかかります。訪問販売や、新聞や郵便宅急便などの配達業者、勧誘やチラシのポストインなど、留守中に訪問される回数は少なくないようです。センサーのタイプにもよるようですが、反応する距離が室内だけでなく室外にも及ぶ場合は、ドア前に人が立っているだけで点灯する事もあるようです
  点灯や消灯を手動で操作できる在宅中は、電源を切っていますか?切っておく方が節約になりそうですね。
  帰宅時に必要な方は出かける前にスイッチを入れるようにすれば、今迄よりは消費電力が減るのではないないでしょうか。

センサーで人が通るとライトが点くタイプの照明は、マンションなどの廊下、トイレなどにも使われています。スイッチの場所によっては、点灯できない方もおられます。身体が不自由な方の利用を考慮してくれているようで、ありがたいと思います。トイレの照明を消し忘れる事が多い方には、節約にになる照明器具だと思います。

照明器具のカバーはピカピカに

照明器具にはカバーがあると思います。傘のようなタイプもありますし、天井に埋め込まれたタイプもあるでしょう。このカバー部分が汚れていると、明るさがくすんでしまいます。濡れぞうきんで拭くだけでもほこりはとれますが、カバーを取り外せる場合は、洗剤を使って水洗いをするとピカピカになります。

キッチンの照明は、油汚れなどがつきやすいので、こまめに拭き掃除をしておくと大掃除に骨を折らずにすむのではないでしょうか。

照明器具の数と目的

ひもを引くと明るさが2段階に調節できる照明器具は、調節すると良いでしょう。デスクスタンドなどを使用する際には、部屋の照明は暗めでも大丈夫だと思います。二人以上で暮らしている場合で差支えないならば、二つの部屋を同時に使うより、同じ照明を二人で使う方が節約になります。冷暖房を使用する際も同様に、なるべく1か所に集まって過ごす方が節約になるでしょう。使用時間を短くする工夫をすると、コツコツ節約できるのではないでしょうか。

部屋を明るく見せるには

インテリアの色使いなどで、部屋を明るく見せる方法があるようです。壁紙の色は、白い方が明るく感じますし、カーテンの色や家具の配置、色、高さなどによっても感じ方は異なります。

窓から入る光を遮るような家具の配置にしないように気を付けましょう。また、入り口から奥に向かって、背の低い家具→背の高い家具の順に配置すると、広く感じられます。広い方が明るく感じられるでしょう。また、物がごちゃごちゃあるよりは、少ない方が広く感じられるでしょう。
  色使いも、下に行くほど濃い色、上に行くほど薄い色にすると、空間は広く感じられます。明るさも、高いところに濃い色を用いない方が明るく感じられるようです。家具の色使いによっても感じ方は変わるようですので、インテリアを買い替える機会があれば、明るめの配色にしてみるのも良いかもしれません。
  部屋全体を照らす照明器具と、手元を照らす照明器具を使い分け、なるべく消費電力が少ない組み合わせ使用後に電源を切るように心がけると、電気代の明細に成果が表れると思ます。


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