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炊飯器の消費電力量は、新しい製品ほど高く、マイコンよりIHの方が高くなっているようです。これは、性能が上がっているためです。短時間に炊飯し、美味しいご飯を炊くために、技術は日々進歩しているようです。
ですが、炊飯器でご飯を炊く場合にかかる時間は、短くとも30分以上かかるようです。節約の面から考えると、ワット数の高い炊飯器で30分以上炊飯するより電子レンジで20分弱で炊飯した方が、節約になる場合があります。
炊く米の量や、炊飯器の種類、電子レンジの種類によって、多少異なりますが、1合~2合程度のご飯を炊くなら、電子レンジで炊飯し、保温をしない方が節約になるようです。
製品にもよりますが、炊飯器は、炊飯時に最大1000Wもの電力を消費する場合があります。1回の炊飯にかかる消費電力は1合炊きも3合炊きも変わりはなく、かかる時間が多少違うようですが、まとめて炊いておく方が節約になります。
冷凍保存したご飯を電子レンジで温める消費電力の方が少ないのです
炊飯器の保温機能は、かなりの電気を消費します。
例えば、朝6時に炊飯が完了し、朝ごはんを食べ、お弁当も作って、残ったご飯を保温にして出勤した場合、帰宅時間が18時だったとしても、12時間保温したことになります。
50Wで12時間保温すると、600Wh。つまり、0.6kWhの消費電力です。(ちなみに、700Wのドライヤーを1時間付けっ放しにすると0.7kWhです)1日12時間の保温を1か月続けると、18kWh、350円くらいの電気代になるようです。
冷凍保存して出勤し、電子レンジで温めた場合、500Wの電子レンジで5分かかったとしても40wh。つまり0.04kWhの消費電力なので、1か月続けても、1.2kWh、20円程度の電気代です。
炊飯が終われば、電源を切っても蒸らすことは出来ます。蓋を開けないで待てばよいのです。なるべく炊飯器の保温を使わないように気を付けると、電気代の節約になりそうですね。
ガスコンロでご飯を炊く場合、鍋の素材によっても違いはあるようです。土鍋で炊く、アルミの鍋でたく、圧力鍋で炊く、など、かなり違ってきます。また、ガス用の炊飯器も販売されています。鍋でなくガス用の炊飯器で炊く方法もあるようです。
ここでは、鍋を使ってガスコンロでご飯を炊く場合を考えます。どのくらいのガス代がかかるのでしょう。
火力の設定によっても異なりますが、2合のご飯を炊くのに30分かかったとして計算すると、約0.15立方メートルのガスを使用します。コンロの種類や火加減でも変わってきますので、大体の計算だと思って下さい。
プロパンガスの単価を安く見積もって500円だったとしても、1回の炊飯にかかる光熱費は75円程度となります。ガスの単価が900円の場合、135円になります。
電子レンジでの炊飯は、900Wで15分だとすると、0.225kWh、電気の単価が1kWhで20円で計算すると、電気代は約4.5円です。この違いは明らかでしょう。
炊飯器での炊飯が、1000Wで20分500Wで10分かかったと仮定すると、1kW×1/3時間+0.5kW×1/6時間=0.416kWhですので、約8.3円程度の電気代になります。
ポイント1 :耐熱容器は背の高いものを選びましょう。
背の低い容器では、吹きこぼれやすくなります。米と水を入れても高さが容器の半分以下になるような耐熱容器を使うと良いでしょう。
ポイント2:米は十分吸水させてから炊き始めましょう。
米を研いで、容器に入れて水を入れてから30分以上は吸水させてください。朝炊くなら、寝ている時間に吸水させると良いです。
冷たい水よりお湯の方が早く吸水されます。料理酒を少し加えると、美味しく出来上がります。
ポイント3:水は多めに
炊飯器で炊く時より、少し多めの水加減にする方が良いと思います。また、古米は水を多めに、新米は水を少なめにして炊くとよいと言われていますので、古米の場合は水加減も注意すると良いと思います。
ポイント4:容器は蓋のある物を使い、ラップを使わない事
耐熱容器にラップをはった状態だと、吹きこぼれやすいので、蓋をしたまま加熱できる耐熱容器を使いましょう。吹きこぼれた時のために、皿の上に耐熱容器を置き、それを電子レンジに入れるようにすると、掃除が楽です。
補足:電子レンジで炊飯するための容器も販売されています。
耐熱容器でも十分美味しく炊けますが、専用の容器も販売されているようです。